※本記事には一部アフィリエイトリンクを含みます。
はじめに
「IPO(新規公開株)なんて、結局は運でしょ?」
もしあなたがそう思っているなら、それはある意味で「正解」です。でも同時に、「運だけで片付けるのは、ちょっともったいない」とも思うんですよね。
実は、かつての私も全く同じことを思っていました。どれだけ申し込んでも「落選」の文字ばかり。画面を閉じながら、「これは宝くじと同じで、徳を積んだ強運の持ち主だけが手にするボーナスなんだ」って自分を納得させていたんです。
ゆる配夫まあ、徳の高さなら誰にも負けない自信はあったんだけどね。おかしいな、前世で何かしたかな?って本気で悩んだよ



前世のせいにする前に、その申し込み方を一度、冷静に見直すべきだったわね
以前、タマホームの事例で「長期保有の威力は数字で語れる(YOC17%超)」というお話をしました。そこでもお伝えしたのは、投資を「ギャンブル」から「確率のゲーム」に変えることの大切さです。
その記事はこちらから👇


じゃあ、投資の世界で最も運に左右されそうなIPOはどうなのか。
実はこれも、「数字と環境設計」で語れちゃうんです。私たちが5年間で積み上げた「40回の当選」という事実は、単なる強運の産物じゃありません。
今回の核心を、最初にお伝えしますね。
当選は運です。でも、当選を待つ「場所(口座設計)」は戦略なんです。
なぜIPOは「運」だけでは語れないのか
「運」と「実力」の境界線って、どこにあると思いますか?
これ、投資家がずっと向き合うべきテーマだと思うんです。
確かに、抽選ボタンを押した後にシステムがあなたを選ぶかどうかは、100%運です。私たちがどうこうできる余地はありません。
しかし、「どの場所で、どんな環境を用意し、何度申し込むか」を決めるのは、100%自分自身です。



例えばさ、宝くじを『当たる確率が高い窓口』で買おうとする人は多いよね。でも、IPOの場合は窓口によって『割り当てられる枚数』が物理的に、もう圧倒的に違うんだよ
当選枠の大部分を握る「主幹事」で申し込むのか、数枚しか持っていない「平幹事」で申し込むのか。その選択だけで、当選確率は数十倍、数百倍と変わってきます。
つまり、「当たりやすい場所」を特定して、そこに自分を置いておくことは、運じゃなくて「設計」。
当選そのものはコントロールできなくても、「当たりやすい環境」は自分の手で作れる。この切り分けができるかどうかが、IPOを単なる運試しで終わらせるか、戦略的な投資に育てられるかの分かれ道になります。
当選確率1%という現実をどう見るか
ここで、ちょっと現実的なお話を。
IPOの当選確率って、一般的には「1〜2%程度」と言われることが多い世界です。100回申し込んで、ようやく1回引っかかるかどうか。これが平均的なリアルの姿です。
私たちの5年間も、決してずっとラッキーだったわけじゃないんです。



2023年なんて、夫婦で必死にポチポチし続けたのに、年間でわずか3回しか当たらなかったんだ。あの時はさすがに『僕の指、呪われてるのかな?』って疑ったね



あの頃のあなた、落選通知が来るたびに部屋の隅で丸まってたわよね。空気が重くて、除湿機が必要なレベルだったわ
それでも私たちが淡々と続けられたのは、「当たらない時期があるのは、システムの仕様上当たり前だ」と割り切っていたからです。
多くの人がIPOを挫折するのは、30回くらい連続で外れたときに「自分には運がない」って感情的に判断して、やめちゃうから。でも、1%の確率なら100回外れることだって普通にあります。
正直に言えば、私たちは「当選」を追いかけるのに疲れました。だから発想を変えて、結果に関係なく、毎回必ず同じ行動を繰り返す設計だけを残した。
当選証券を全部並べてみました
ここから、私たちの「網」の正体を具体的にお見せしますね。
「そこまで出すの?」と思われるかもしれないけど、これこそが「運」を「設計」に落とし込んだ結果のすべてなんです。
過去5年間、私たちの「40回」の当選がどこで起きたのか。その内訳がこちら。
| 証券会社名 | 当選回数(夫婦合計) |
| 大和証券 | 10回 |
| 野村證券 | 7回 |
| SMBC日興証券 | 5回 |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 4回 |
| みずほ証券 | 4回 |
| 大和コネクト證券 | 4回 |
| その他(SBI、楽天、松井等) | 6回 |
※まずは2〜3口座、主幹事が多いところから始めるだけで世界は変わります



見てよ、この偏り!大和証券なんて10回だよ。二桁に突入したときは、大和証券本社の方向に向かってお辞儀したいくらいだったね



お辞儀する暇があるなら、次の申し込み期間をチェックしなさいよ。でも確かに、こうして見ると特定の会社に集中してるのがよくわかるわね
この数字の偏りは、私たちが「主幹事」を務めることが多い会社を優先的に準備して、厚く網を張っていたからこそ。
「たまたま当たった」んじゃなくて、「当選の蛇口」の目の前に、正確にコップを置いていたから。この違いが、数年後に大きな差になって現れます。
銘柄名を出す理由
具体的な銘柄についても少し触れますね。 すべての当選銘柄を並べても読み物としては退屈なので、私たちの「構造」を象徴するケースを二つだけ挙げます。
例えば、「東京地下鉄(東京メトロ)」や、「SBI新生銀行」といった大型案件です。 これらの銘柄の際立った特徴は、「夫婦で複数当選」が起きている点です。



大型案件は市場に出回る株数が圧倒的に多い。だから、夫婦という『2名義』で、かつ『複数の主幹事口座』という網を張っていれば、統計的に複数当選が起きる確率は飛躍的に高まるんだよ



あの時は『二人とも当たった!』って盛り上がったわね。でも、それも『たまたま運が良かった』だけじゃなくて、私たちが網を広げて待ってたからこその結果なのね。逆に公募価格割れしたら悲劇ですが、、
私たちが銘柄名を出すのは成果を誇るためではなく、「どんな案件で、どんな設計をしていれば、当選が重なりやすいのか」という構造を共有したいからです。
ちなみに、この「構造」がハマったときのインパクトを少しだけお話しすると、例えば東京メトロ(東京地下鉄)では夫婦合わせて当選4口座で「172,000円」の利益、SBI新生銀行では当選8口座で「108,800円」の利益を手にすることができました。(※税引き前金額)
運を天に任せるのではなく、「当たりくじが入っている箱」の目の前に陣取っておく。 これが、我が家が5年間で150万円以上の利益を積み上げられた一番の理由です。
19口座という「環境設計」の内訳
「で、実際どんな布陣なの?」という方のために、我が家の「19口座」の全リストも公開しちゃいます。
【ゆる配夫の口座(11口座)】
大和、みずほ、大和コネクト、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー、松井、野村、SBI、楽天、岡三オンライン、SBIネオトレード
【ゆる配妻の口座(8口座)】
大和、大和コネクト、SMBC日興、松井、野村、SBI、楽天、岡三オンライン
IPOは「口座数=抽選回数」なので、
松井証券のような“資金量に左右されない完全抽選型”は
我が家では外せない存在です。



これだけあると管理はもはや執念だね。でも、実際の運用は『設計は僕、最終確認のポチりは君』という役割分担で回してるから、共働きの僕らでもなんとかパンクせずに済んでるんだ



あら、私はあなたの指示通りにボタンを押す『伝説のポチり役』として君臨してるだけよ。詳しいやり方は、また今度あなたが語るんでしょ?
夫婦でIPOに挑戦する際、一番気をつけているのが「口座の別管理」です。 どんなに仲が良くても、夫が妻の口座にログインして勝手に注文を出すのはNG(借名取引といって規約で禁止されています)。我が家では、夫がリサーチと資金配分の指示を出し、妻が自分の意思で自分の口座にログインしてボタンを押す、というルールを徹底しています。長く投資を続けるための、欠かせないマナーですね。
40回という数字の「裏側」にあるリアル
私たちの手元にあるデータは、華やかな成功だけじゃないんです。目を背けたくなるような地味で、厳しい現実も刻まれています。
- 5年で40回というペース:年8回平均だけど、3回しか当たらない不遇の年もある。
- 勝率75%の真実:4回に1回は負けてる。
- 損失銘柄もしっかり存在:ベースフードなど、損を出した記録も残っています。



勝率75%って聞くと良さそうだけど、10回も負けてるんだよね。特にガツンとマイナスが出たときは、さすがに膝が震えたよ……
ここで大事なポイント。
この勝率は、「当たったら機械的に初値で売る」というルールを徹底しているから成立しています。
「もっと上がるかも」なんて欲を出して、結局公募価格を割り込んで損をする。これはIPOで最もやりがちな事故です。私たちは自分の「腕」も「勘」も信じていません。ただルールに従う。その規律だけが、この数字を支えています。
IPO投資のいいところは、「負けた時の損失(数千円〜数万円程度)」よりも、「勝った時の利益(数万〜数十万円)」の方がはるかに大きいという点です。
大切なのは、1回ごとの勝敗に一喜一憂しないこと。
小さな負け(損切り)を許容しながら、大きな利益を取りこぼさない。この「トータルで勝つ算数」を信じて、機械的に淡々と継続できる人だけが、最終的な利益を手にできる世界なんです。
初心者が勘違いしやすい「環境」の話
「よし、自分も口座を20個作るぞ!」と思った方、ちょっと待ってください。
IPO戦略で一番の間違いは、「口座を増やせば、自動的に儲かる」と思っちゃうこと。実は、19口座を回せているのには理由があるんです。



実はね、即時入金・即時出金ができる銀行インフラがなければ、この設計は1週間で破綻するよ
証券口座へ資金を移動させて、抽選が終われば別の口座へ。この「資金の循環」を支える銀行との連携がセットになって初めて、19口座は「武器」になります。これが整っていないと、資金移動の手間だけでこの時点で、多くの人は撤退します。
「続けられない設計」は、投資において最も無価値。
まずは主軸となる数口座から。銀行口座との連携も含めて、自分のリズムを作っていくのが正解です。
最後に
IPOはギャンブルじゃない。かといって、楽勝な打ち出の小槌でもありません。
それは、「当たりやすい場所に、執念深く網を張り続ける」という、ストイックな環境設計のゲームなんです。
一言で言えば、「環境設計がすべて」。
「運」に振り回されるのをやめて、自分がコントロールできる「準備」に全力を注ぐ。この姿勢こそが、私たちがたどり着いた答えです。
さて、この複雑な「19口座の網」を、共働きの忙しい時間の中でどうやって管理しているのか。



ねえ、これ本当に人間がやってるの? 私はもう自分のログインIDすら怪しいわよ。共働きで時間もないのに、よくやるわね



私たちはアプリや自作シートを組み合わせて、“考えなくても回る状態”を作っています。仕組みができれば、あとは感情を挟まずに回すだけです。
あなたの投資が、ただの運任せじゃなく、確かな「設計」に基づいたものになれば幸いです。
本ブログで紹介している運用実績や投資手法は、あくまで「ゆる配ファミリー」の実体験に基づく個人の感想です。投資には元本割れのリスクがあります。将来の利益を保証するものではありませんので、最終的な投資決定は、ご自身の判断と責任でお願いいたします。2026年現在の税制や各サービスの規約に基づき執筆していますが、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
あわせて読みたい!「ゆる配ノート」の軌跡






