はじめに
正直に言う。 クローゼットの8割は黒だ。
黒、黒、黒。 たまに申し訳程度のネイビーとグレー。
比率にして約80%。客観的に見れば、ほぼ「夜」である。
理由はいたってシンプル。
失敗しないから。
……まあ、夜道では多少リスクはある。黒は裏切らないが、車からは見えにくい。夜は最新の注意を払って歩かなければならない。
ただ合わせやすい。無難。そして、何より迷わない。 投資でいえば、高配当の大型株中心のポートフォリオみたいなものだ。 爆発はしないが、退場もしない。
そんな“守り重視”の男が、 AZUL BY MOUSSY(アズールバイマウジー)メンズ福袋(L) 2026を2つも買ってみた。
理由はシンプル。「実験」だ。
福袋を2つ買ったら、どれくらい中身はかぶるのか。 どれくらい「同じ」で、どれくらい「違う」のか。
ゆる配妻え、なんで2つ? まさか全部着るの?



いや、これは検証だよ、検証。投資はデータが命だからね



福袋でデータ取る人、初めて見たけど……同じの入ってたらどうするの(笑)
株主優待を使って投資(購入)する以上、来年も買う可能性は高い。 だったら一度、ちゃんと確かめておきたい。
って言って今回で何回目だろう。
僕の「黒80%」で構成されたクローゼットに、同じ黒が2枚増えるだけなのか。 もしほぼ同じ中身なら、来年は1つで十分。 ちゃんと個体差があるなら、2つ買う戦略もアリ。他のブランドにいくのもアリ。
……という、わりと地味な動機だった。
でも。
実際に開けてみると、その“地味な検証”は、ちょっとした事件に変わった。 インデックス投資では体験できない個別株を持っているから生まれる遊び心。
今回はそんな、黒80%の男による「福袋実験レポート」。 投資家目線は残しつつ、ちゃんと生活者として、本音でいこうと思う。
まずは結論。福袋としての「利回り」がバグっている
細かい中身の前に、まずは投資家として避けては通れない「数字」の話をしておこう。
この福袋、結論から言うと圧倒的な「回収感」がある。
株主優待を使って手に入れる以上、僕にとってはこれも一つの「出口戦略」だ。
まずは、このポートフォリオ(袋)の中身を時価評価してみよう。
■ 共通7点(A・B共通) 合計定価:44,230円(税込)
■ タイプA(合計9点) 目玉:千鳥柄チェスターコート+ブルーカーゴパンツ
■ タイプB(合計9点) 目玉:青チェックコート + 黒パンツ
・タイプA:9点 合計 62,210円(税込)
・タイプB:9点 合計 62,710円(税込)
販売価格は各11,000円(税込)。 利回りで言えば、驚異の460%超えだ。
もちろん、すべてが「今すぐ現金化できる流動性の高い資産」というわけではない。
けれど、これだけのボリュームが詰め込まれていると、開ける前から「勝ち確」のオーラが漂ってくる。
この「負けない戦い」を楽しみ尽くすのが、ゆる配流だ。
さらに言えば、この戦いは「買う前」の準備運動からすでに始まっている。
購入ルートは?「ちゃっかり多重取り」が基本
今回は【公式】SHEL’TTER WEBSTORE(シェルターウェブストア)で株主優待券をフル活用したが、実は他にもお得なルートが隠れている。
たとえば、通販サイトの「MAGASEEK(マガシーク)」。
ここでは優待券こそ使えないが、タイミングが良ければ「1,100円OFFクーポン」がひょっこり顔を出していることもある。
優待がない時の「おかわり」なら、こちらの方が実質利回りを跳ね上げられるケースもある。
さらに、僕のような「ポイ活も投資の一部」と考えるタイプなら、楽天リーベイツ経由は必須のルーティンだ。
ここを経由してポチるだけで2.5%のポイント還元(※時期による)が舞い込んでくる。
これにクレジットカード決済の1%還元を乗せれば、合計3.5%の「確実なボーナス配当」を上乗せしてスタートを切るようなものだ。



優待でどっしり構えて、クーポンとポイントで端数まで回収する。この“ちゃっかり多重取り”が、ゲームみたいで最高に楽しいんだよね



1円単位でニヤニヤしながら計算してる時のあなた、本当に幸せそうね……(笑)
共通7点=安心…のはずが、まさかの“2セット”
タイプA・B共通の7点は、まさに鉄壁のラインナップ。 ——ただし、それが「2セット」届くまでは。
中身を並べて、僕は静かにフリーズした。 グレートレーナーも、黒ボーダーニットも、ネイビーセーターも。
全部、きれいに2枚ずつある。



……ねぇ。全く同じ服が2着ずつ並んでるんだけど



これ、もはや制服だね。予備の予備まで完備(笑)
確かにモノはいい。タフな生地で、一軍で使える服ばかりだ。 でも、クローゼットを開けた瞬間の景色は、もはや「ショップの在庫棚」。
「守り、ちょっと厚すぎないか……?」
そんな贅沢な悩みが頭をよぎる。 でも、これだけあれば服選びの迷いはゼロ。 究極の効率化だと思えば、これもアリなのかもしれない。
さぁここからは気を取り直して一気に紹介していきましょう!
| タイプ | アイテム名 | カテゴリ | サイズ | 定価(税込) |
| A / B共通 | グレーロゴスウェット | トップス | L | 6,990円 |
| A / B共通 | ブラックボーダーニット | トップス | L | 6,490円 |
| A / B共通 | ネイビーケーブルニット | トップス | L | 6,490円 |
| A / B共通 | ネイビーワンポイントスウェット | トップス | L | 6,990円 |
| A / B共通 | ブラックバックプリントロンT | トップス | L | 4,990円 |
| A / B共通 | ホワイトロンT | トップス | L | 4,791円 |
| A / B共通 | ブラックチェックシャツ | トップス | L | 7,489円 |
| タイプA限定 | 千鳥柄チェスターコート | アウター | L | 10,990円 |
| タイプA限定 | ブルーカーゴパンツ | パンツ | F | 6,990円 |
| タイプB限定 | 青チェックコート | アウター | F | 11,490円 |
| タイプB限定 | ブラックイージーパンツ | パンツ | L | 6,990円 |
福袋タイプ別 合計定価(税込)
- タイプA 9点 合計:62,210円(税込)
- タイプB 9点 合計:62,710円(税込)
① グレーロゴスウェット L(定価6,490円税込) 厚手で安心感のある生地。シルエットはトレンドのビッグサイズ。 ガシガシ洗っても型崩れしなさそうなタフさがある。 まさに、ポートフォリオの土台を作る「主力銘柄」。






② ブラックボーダーニット L(定価6,490円税込) ボーダーの間隔が絶妙。派手すぎず、かといって地味すぎない。 100%アクリル、何よりチクチクしない素材感が最高だ。冬の主力としてローテーション入り確定。






③ ネイビーケーブルニット L(定価6,490円税込) 今回の共通分で一番「品が良い」と感じたのがこれ。 少し光沢があり、オフィスカジュアルにも使えそう。






④ ネイビーワンポイントスウェット L(約6,990円) 休日の相棒。ゆったりしていてストレスフリー。 爆発力(おしゃれ度)はそこそこだが、回転率(着用頻度)は間違いなく高い。






⑤ 黒ロンT L(定価4,990円税込)
⑥ 白ロンT L【定価4,791円税込)
これらは投資でいうところの「現金(キャッシュ)」。 そのまま着てもよし、レイヤード(重ね着)のインナーにしてもよし。 どんな場面でも流動性が高く、腐ることがない。












⑦ ブラックチェックシャツ L(定価7,489円税込) 唯一の柄物だが、ベースが黒なので難易度は低い。 少しだけ変化をつけたい時の「サテライト戦略」にぴったりだ。






タイプAとタイプB、その決定的な「戦略」の違い
さて、ここからが本題だ。 共通分で守りを固めた後、最後に放り込まれる「目玉アイテム」が、AとBでは全く色が異なる。
- タイプA:千鳥柄チェスターコート +ブルーカーゴパンツ
- タイプB:青チェックコート + 黒パンツ
正直に告白しよう。 箱を開けた瞬間の好みは、圧倒的にAだった。
【タイプA】毎日着られる「正解」:千鳥柄チェスターコート L






千鳥柄チェスターコート(定価10,990円税込)
遠目に見ればほぼ黒かグレー。 シルエットもスマートで、着た瞬間、「あ、これだ。これなら毎日着られる」という確信があった。



やっぱりAの方があなたっぽい。落ち着いて見えるよ
もしこれが店舗で単品で並んでいたら、僕は迷わずAを選んでいただろう。 それは僕が「黒80%」の安全圏から抜け出したくないからだ。
【タイプA】チャレンジ枠:ブルーカーゴパンツ F






ブルーカーゴパンツ(定価6,990円税込)
これは正直、難易度高い。
履いた瞬間、「あ、今日ちょっとイベントですか?」みたいな空気が出る。
遠くからでも発見され、友達が全力で手を振ってくれるレベル。



それ、どうやって合わせるの?



「……黒で包囲(コーディネート)するしかないね
【タイプB】戸惑いという名の「刺激」:ブルーチェックコート F
そして、問題のタイプB。主役の青チェックコート(定価11,490円税込)だ。






青、ネイビー、そして鮮やかなイエローのライン。 袋から出した瞬間、リビングの空気が一変した。 「……これは、攻めてるな」
実は、この記事を書くまでに実際に2〜3回、外に着て出かけてみた。 ちょうど季節が暖かくなってきたこともあり、今シーズンの出番はもう終わりかもしれない。
でも、チェスターコート(A)を着た時のような「安心感」は、そこにはない。 常に「これ、浮いてないかな?」という、小口の含み損を抱えているような微かな緊張感がある。
【タイプB】最強の「ヘッジ手段」:ブラックイージーパンツ L






黒のイージーパンツ(定価6,990円税込)
これが実は、タイプBにおける最大の救いだった。 ウエストはゴム仕様で履きやすく、素材もしっかりしている。 何より「黒」だ。
派手な青チェックコートの下にこの黒パンツを合わせることで、全体のコーディネートがグッと引き締まる。
おまけ 福袋バッグ:地味に「優良」だった






まずは、すべてを包み込む「袋」そのものから触れておきたい。 福袋の袋といえば、使い捨ての不織布を想像しがちだが、AZULは違った。
しっかりした厚手のキャンバス地。 ペラペラ感は一切なく、縫製もタフだ。 容量はかなり大きく、1泊2日の旅行ならこれ一つで余裕だろう。 肩掛けも問題なく、黒一色のミニマルなデザインもいい。



これ、普通にエコバッグや旅行のサブバッグとして使えるクオリティだね



袋で終わらないのは地味に嬉しい。いわゆる“副産物”というやつだね
優待という「余力」が生む、受け止める力
福袋は選べない。
これって投資も同じで、100%の精度で「次に上がる銘柄」を当てるなんて、まあ無理な話だ。
もし、これがなけなしの自腹で買った一着だったら、僕は青チェックを見て「あら〜、やっちまった……」と肩を落としていたかもしれない。
けれど、今回の軍資金はバロックジャパンリミテッド(3548)の株主優待。
AZULだけじゃなく、MOUSSYやENFOLDなんかも展開している、僕らが応援している企業の「お配りもの」だ。
株主としてブランドを体験させてもらう。
そんな「余力」の範囲で遊んでいるからこそ、多少好みがズレていても、
「まあ、こういう刺激もたまにはいいか」と笑って受け入れられる。
この「想定外を楽しめる心の広さ」って、投資のメンタル管理に近い気がする。



自腹じゃないと思うと、青チェックもなんだか『挑戦の一手』に見えてくるから不思議だね



要するに、気が大きくなってるだけでしょ(笑)
ガチガチに正解を狙いに行かない。
この「遊び」があるからこそ、市場が荒れても、派手なコートが届いても、のんびり構えていられるのだと思う。
まとめ
今回の実験で分かったこと。
- 福袋を2つ買うのはデータ的にアリ
- 共通7点は、まさかの完全2セット(予備まで完備)
- 好みはA(千鳥チェスター)刺激はB(ブルーチェック+黒パンツ)
- 余力があるからこそ、笑って楽しめる
結局のところ、「余力」があるからこそ、こうやって笑って楽しめるんだと思う。
もしこれが、なけなしの生活費からひねり出した1.1万円だったら。 「なんでこんな派手な青チェックなんだ!」って、自分にイラついていたかもしれない。
でも、今回は株主優待。いわば「余力」。 だからこそ、想定外のアイテムも「面白いね」って受け止められる。 実はこれこそが、投資の本質なんじゃないかな、なんて思ったりもする。
黒80%の男のクローゼットに、今年、青が1枚加わった。 それは決して「大成功」の買い物ではないかもしれない。 でも、決して「失敗」でもない。
60点の銘柄をほどよく抱えながら、盤石の高配当で守り抜く。 それが、僕らしい「ゆる配流」のスタイルだ。
福袋は、「選ぶ力」よりも、届いたものをどう活かすかという「受け止める力」を試してくる。 投資も、人生も、たぶん同じだ。
さて。 来年も2袋いくか?
……その前に、タイプAに入っていた「ブルーカーゴパンツ」の出番を、もう一度だけ作ってみようと思う。



それを履いて一緒に歩く私の『世間体という名のリスク管理』も、少しは分析してみてよね
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